HD55/HD55S よくある質問
ネット上で よく見かけた質問を元に まとめてみました。
HD55用に書いた物ですが、HD55Sでも同様です。
詳細情報も参照してください。
HD55のバージョンアップは? リモコンは対応?
2006年11月下旬、HCE-R201(税込み26250円)が発売されます。
リモコン対応となる他、ナビの機能がHD55Sと同等となります。
バージョンアップ時にはナビ本体を取り外す必要は無く、
フロントパネルを開けHDDのみをメーカーに送ります。
ただし、リモコン対応になったと言っても、メーカーではHD55S同様タッチパネルモニターを推奨するようです。
非タッチパネルモニターでは表示が「ズレて」黒い帯が出てしまう場合があります。
(タッチパネルモニターでは この現象は発生しません)
どのモニターで症状が出るかは現在 調査中です。
オンダッシュモニター、1DINヘッドユニットと組み合わせたい
可能です。
モニターはタッチパネル、ヘッドユニットは録音機能対応(COAXデジタル出力装備)である事が前提です。
(録音機能非対応のヘッドユニットの場合 様々な制限があります)
HD55内蔵のMD、HDDオーディオの音声はヘッドユニット経由のスピーカーから、
ナビの案内音声はモニターのスピーカーから聞こえます。
HD55内蔵のMD、HDDオーディオの再生は、
ソース選択はヘッドユニットから行いますが、選曲などの操作はタッチパネルから行います。
詳しくは詳細情報を ご覧ください。
INA-D300Jと組み合わせたい
可能です。
ただしD300側では、HD55のオーディオ部もナビの一部として認識される為、
MDやHDDオーディオのソース選択には かなりの手順を要します。
詳しくは詳細情報を ご覧ください。
ナビ使用中にHDDオーディオは聞けるの?
INA-D300JN(NVA-HD01)と異なり、ナビとHDDオーディオの同時使用が可能です。
ナビ音声案内時のオーディオミュート音量の調整は?
ナビ音声案内中にオーディオ音量を調節すると、それが音声案内割込時の音量として設定されます。
……合理的なようで解り辛いなコレ……。
VICSリアルタイム情報が優先されるのに、過去の交通量データって要るの?
リアルタイム情報には以下の弱点があります。
1.VICSがカバーしていない道路でも過去の渋滞データはあります
2.リアルタイム情報であるが故に、その地点での到達時には状況が変わっている可能性があります
3.FM VICSでさえ県境付近までの情報しか得られません
過去のデータはこれらを補い、最初から理想に近いルートを引き、渋滞回避の為のリルートを減らします。
COAXケーブルがシート下やトランクまで届かない
COAXケーブルは『アルパイン専用』『車専用』の規格ではありません。
元々はホームオーディオなどで使われていた物です。
(現在では光ケーブルが主流ですが、高級機では健在です)
しかも、新規にケーブルを制定・製造する必要が無い様、
既存であったビデオケーブルを使用する規格となっています。
(実際、かつては端子色がビデオ端子を示す黄色になっていました。
近年では誤挿を防ぐ為か黒や橙になっているのが一般的な様です)
つまり、市販されている同軸デジタルケーブルはもちろん、ビデオケーブルでも流用可能です。
ただし、家庭での使用に比べれば車はノイズ源が多いので、
ノイズ対策のしっかりした ある程度 高級な物を選ぶ事をオススメします。
また、元々のケーブルに付属しているノイズ対策パーツも流用した方が良いでしょう。←後ハメできないorz
市販のノイズ対策パーツ(フェライトコアなど)を使用した方が良いでしょう。
リモコンは使えないの? → バージョンアップで対応が決定しました♪
将来的に対応できる可能性はあります。
タッチパネル専用と言っても、ナビ ― モニター間のケーブルは従来からの13ピンRGBケーブルのままです。
つまり命令の伝達手段はリモコン操作のナビと同じです。
違いは命令の種類、つまり
リモコンの「現在地ボタンを押しています」「10キーの7を押しています」というボタン情報なのか、
タッチパネルからの「画面の どこを押しているか」という座標情報なのか という点です。
HD55はボタン情報を「知らない」のでリモコンに対応できないだけで、
ボタン情報をバージョンアップで「教えて」あげれば対応できるハズです。
もっとも、D310やM770SががHD55を認識すると あえてボタン情報を出力しない
という仕様になっていたりすると どうにもなりませんけど……。
ハンズフリーユニットは出ないの?
将来的に出る可能性は あります……可能性は。
……少なくともHD55自体は対応してるんだけどなぁ……項目あるし。
画面がクッキリだったりボケてたり……個体差?
D310の液晶とHD55の出力のドット数が合っていない事が原因のようです。
個体差ではなく、表示内容によってクッキリ見えたりボケて見えたりします。
D310は画素数336,960個(横480ドット×縦234ドット×3色)。
これに対し、HD55は280,800個(横400ドット×縦234ドット×3色)であると推測されます。
横方向はHD55の出力上の5ドット毎をD310では6ドット毎で表示している事になります。
特に出力上の3ドット目は表示上では3ドット目と4ドット目に振り分けて表示する事になり、
これがボケて見えるのです。
実際、N099SRにT850(480×234×3)、C801(480×234×3)、M710(400×234×3)を組み合わせたところ、
M710のみ非常にクッキリとした表示となりました(T850は線や字がモザイク状に潰れ、C801はボケボケ)。
アルパナビは伝統的に400×234×3で出力しているものと思われます(N555シリーズを除く)。
イクリプス'06モデルの時間軸渋滞考慮探索機能は搭載されないの?
HD55は既に搭載しています。
ただしイクリプス'06モデルと まったく同じ物かどうかは不明です。
↑誤情報m(_ _)m
6月の時点では「搭載」とアルパインから回答いただきましたが、間違いの様です。
HD55Sのスライス時短が それに当たります。
イクリプス'05モデルとナビの中身は同じ?
ほとんど同じですが、HD55の方が処理能力が高いです。
例えばリアルマップのスクロール時、イクリプスではモタつきますが、HD55はスムーズです。
レクサスナビは見た目イクリプス、速さアルパインなのかもしれませんね。(確認してない……)
X-perssEngin、400MHzって遅過ぎ!?
一概にPC用のCPUと比べる事はできません。
PC用のCPUは ようやく64bit版が出始めましたが、ナビの世界ではN099は既に64bitでした。
3GHz(3×1000の3乗)の32bit(2の32乗)と400MHz(400×1000の2乗)の64bit(2の64乗)を
単純に比べると、572662306.133...倍ですから…… いや、本当に あくまでも単純計算での話ですが。
ナビでは
地点検索 : 大量のデータの中から指定された条件に応じて絞り込み探し出す
ルート探索 : 道路距離と時間の単純計算を繰り返し、それを比較して より良い物を選び出す
といった「単純」でありながら「大量のデータを短時間に読み込む」処理です。
誤解を恐れずに極端な言い方をすれば、PCで行われているのとは異なる特性の処理であり、
PCはPC、ナビはナビに適したCPUが採用されている、という事なのでしょう。
※ 上記は あくまでも「その方面に詳しくない人が大筋で理解できる」事を目的に「説明用」に特化して書いてますので、
細かいツッコミは ご遠慮ください(笑)
どうしてCD→HDD録音は2倍速なの? イクリプスは4倍速なのに……
私見ですが、データ転送に使うCOAXケーブルの限界ではないでしょうか。
元々は15年以上前に作られた規格で、24bit×48kHz程度までしか想定されていません。
CDは16bit×44.1kHzですので、CDの1.6倍速程度が規格上の限界と言ってよいでしょう。
しかも車内を数メートルにわたって引き回すのですから、
2DIN内で短距離で結ばれているイクリプスと同じ能力を求めるのは無理があります。
「回転数が上がる分 作動音が うるさくなるので、それを防ぐ為」とも考えましたが、
通常、CDは1分間に200回転(内周)〜530回転(外周)、DVDは600回転(内周)〜1500回転(外周)で、
CD4倍速では最高で2120回転、確かにDVDの回転より高速になりますが、大差 無いかと。
地図データをDVDから更新できるようにすれば よかったのに……
仮にD310+HD55に その機能があったとしましょう。
上記のように、COAXケーブルの限界から、CD2倍速録音時相当の転送レートとすると、
CD1枚(650M)が74分14秒ですから、2倍速なら37分07秒。
仮に地図データが20G(20000M)だとすると、19時間かかります。
その間ずっと、エンジンはかけたまま、またはキーをACCかONに。
それでも やりますか?(笑)