沙羅曼蛇3
■ 概要
自機や装備が共通ではあるが、沙羅曼蛇はグラディウスとは別種のゲームであろう。
沙羅曼蛇2においては(消極的な理由ではあったが)その差が より明確な物となった。
前作あるいは本家グラディウスシリーズに比べ取っ付き易くなっていたし、ソコソコ遊べるゲームではあったが、
(難易の問題ではなく)ゲーム性という点においては不完全燃焼感が残る。
特に沙羅曼蛇2の『最大の特徴(あるいは最大の変更点)』であるオプションシュートは
「シュートの必然性が弱い」「シュートによって得られるものが小さい」「シュート後のリスクが小さい」
と、その存在意義さえ疑問が残る。ゲーム的にあまり生かされていないという感が否めない。
沙羅曼蛇3においては、この課題――「ゲームシステムをゲーム性に つなげる」事を大前提とし、
単なる派生ではない、ひとつのシリーズ、ひとつのゲームとして本家グラディウスとは明確な差別化を図る。
■ 自機
ビックバイパー、ロードブリティッシュの2機。2機の能力は基本的に差は無い。
2ではストーリー的に あえてロードブリティッシュを出さなかったと思われるが、
プレーヤー側からの支持をあまり得られなかった為、
今作では無理矢理こじつけてでも(笑)ブリティッシュ様に ご登場いただく。
(外伝なんかグラディウス軍の機体って事になってるし)
■友軍機(やられメカ)
特定の場所、または一定の条件を満たすと、スーパーコブラが随所で登場する。
ゲームスタート時(1周目)にはフォーメーションオプションのごとく自機上下にセットされる。
(自機の装備が一定の基準に達すると分離)
赤敵・編隊敵を倒すもアイテムを積極的には取ろうとせず(譲ってくれている)、
壁激突や流れ弾で情けない死に方をしていく。死ぬ直前に律儀にオプションシュートする。
1面ではバイパーと共に編隊を組んで登場するもボスまで たどり着けるのは1機のみ、
その1機もボスの餌食となる。
4面ではバイパーより先行するも、急接近するビックコアMk-IIに激突死。
5面ボス戦では盾となり、バイパーに望みを託す。
高次周になる程 そのサポートは手薄となる。
■ パワーアップアイテム
各アイテムはミサイル→オプション→レーザー→オプション……の順で出現。
出現ループはバイパー、ブリティッシュ、コブラそれぞれで独立。コブラ同士は共用。
スピードアップは無い(2.5速相当で固定)。シールドも無い。
■ ミサイル
ミサイルは横スクロール時ミサイル(フォトントゥーピドー)、
縦スクロール時2way、3D面時サイコミサイル(ホーミング)となる
■ レーザー
長レーザー、ツインレーザー、リップルの変更方法は思案中。
ただし3D高速面では長レーザーに固定される(自機の位置確認をしやすい為)。
■ オプションシュート
サラマンダ2とは異なり、全オプションを同時発射する。またシード化はしない。
ボタンを押している間オプションは自機の周りを回り、敵通常弾を消す事ができる。
押している間、オプションの回転半径は徐々に広がり続ける。(広げ過ぎるとオプションは消滅する)
ボタンを離すとオプションはシュートされ、画面内の敵に縦横無尽にダメージを与える。
回転行動は『溜め』ではなく『エネルギー消費』なので、
シュート状態の時間、攻撃力、スピードはボタンを押していた時間に反比例する。
シュート状態を終えたオプションは画面内を漂う。
強力な攻撃だが、一時的とは言え全オプションを一度に失うリスクを伴う。
あるいはシュートすると消滅する。
■ オプションシュート別案
全オプション同時発射、シード化しない、敵通常弾を消す事ができる、等の点は上記案と共通。
違いはオプションの行動で、ゲームスタート時に複数のシュートタイプから選べる。
・ 敵に食らい付く。極上パロディウス!のマンボウのサーチレーザーみたいな感じ。と言うかR-TYPE LEO(笑)
・ オプションを任意の方向に撃てる。撃つ方向は自機→各オプションの延長線上。
・ 地形に沿って這う。地表の敵を一掃する。
・ 自機の周りを回転する。
・ その場で爆発を起こす。
なお、シュートによって倒す事で、通常より高い得点が入る。
■ 特殊攻撃1(2人プレイ時)
レーザー装備時、2機の自機を射軸上に並べ同時にショットボタンを押すと、
後の機体がジェネレーター、前の機体がブースターとなり、強力な攻撃が出せる。
バイパーのレーザーをブリティッシュに当てると強力な一点集中攻撃となる。
ブリティッシュのレーザーをバイパーに当てると拡散攻撃となる。
「自機同士」「両機レーザー」「ボタン同時押し」がポイント。
(2機のレーザーと前後の組み合わせで全18通りとか(笑) )
■ 特殊攻撃2(2人プレイ時)
2人同時にオプションシュートボタンを押すと、一定時間2機の自機の間に一直線にオプションが等間隔で並ぶ。
オプションの攻撃は常に前。
効果が切れる瞬間のオプションの間隔が維持される。オプションの間隔を変更する唯一の方法である。
■ ステージ
横スクロール、縦スクロールに加え、3D面も。
ただし3D面は高速スクロール、ラスボス戦に限定。でないと苦情が来る(笑)
□ 1面 : 横スクロール。
□ 2面 : 縦スクロール。
□ 3面 : 横スクロール。
□ 4面 : 高速
3D後方視点。
どちらかと言えば敵機やその攻撃より、地形や障害物が敵となる。
と言うよりドサクサに紛れてボスオンパレード。ザコ敵は ほとんど出てこない。
ビッグコアMk-IIを振り切ると、ビッグコアとデスの編隊。
オプションハンターも登場。いったん自機を追い越し、振り向くとオプションを食いに来る。
クラブが登場。自機前後方向への移動はせず、円筒形の地形の中を回転するように歩く。
最後にはビッグコアMk-IIIが待ち受ける。
□ 5面 : 横スクロール。
□ 6面 : 縦スクロール。
□ 7面(6面終盤) : ゴーファー
俯瞰視点→後方視点3D面。7面ボスを倒した後、そのまま徐々に視点移動する。
白血球や血小板をモチーフにした敵が登場。
ゴーファーの『手』が何本も出現し、自機を つかもうとする。