SFC版グラディウスIII
■ ボスに与えるダメージ
ボスに与えるダメージは、実際に当てた弾数ではなく、被弾時間に比例すると考えるべきである。
また、エナジーレーザー以外、ショットには威力の概念が無い。ノーマルショットもレーザーも同じ強さである。
『極上パロディウス』の1面ボスのダメージカウントを わかりやすい例として説明する。
彼女は「グワッ」と16回鳴くと死ぬ。また、「グワッ」という鳴きが止むまでは、次のダメージを受け付けない。
フル装備で一点集中攻撃をし続けようが、ミサイルもオプションも無く自機のショットだけで攻撃しようが、
16回鳴くと死ぬというのは変わらない。逆に言えばノーマルショット16発だけで倒せてしまうのだ。
SFC版グラディウスIIIも同様のシステムが採用されている。
ハッチや機械系のボスなら「シャン」「シャン」、生物系のボスなら「ドウッ」「ドウッ」というダメージ音が鳴るが、
この「シャン」「ドウッ」が鳴り止むまでは次のダメージを受け付けていない。
例えばハッチは耐久力が4だが、これは「ダメージ音が4回鳴ったら破壊される」という意味である。
4発の着弾によって破壊されるのではなく、十数発着弾してもダメージ音を鳴らした4発のみが有効なのである。
ボスも同様に、ダメージ音の回数によって耐久力が決められている。(ランクによって多少の変動はあるが)
さて、これが実際の戦闘において、どのような影響を及ぼすのだろうか。
長レーザーであれば、レーザーの発射タイミングに注意したい。
自機と全オプションで発射タイミングが同じであれば
レーザーが途切れダメージの与えられない時間が存在する為、
たとえフル装備であっても倒すまでに時間がかかってしまう。
逆にオプション1個でも、
自機のレーザーが途切れた時にオプションのレーザーが発射されるように調整すれば
最短の時間で倒せる事になる。
具体的には、自機と各オプションの前後(画面上の左右)位置がズレれば発射タイミングも次第にズレるので、
前または後に動いて自機と全オプションを一直線に並べ、
いったん発射をやめた後 しばらくレーザーを発射し続ければいい。
また、ボス前でレーザーかオプションかの選択を迫られた場合、
長レーザーであれば基本的にはレーザーを選んだ方が有利になるハズである。
(複数のコアを持つ敵の場合はオプションを選んだ方が良い場合もある)
短レーザーやノーマルショットの場合、
もちろん、発射タイミングが十分に分散していれば そのままで良い。
そうでない場合は、ショットボタンを押しっぱなしにするのではなく
タイミング良くボタンを押して効率良くダメージが与えられるようにする。
自機または各オプションにつき画面上に2発ずつしかショットを撃てないので、
ショットが途切れないようにする為ある程度敵に近づく必要もある。
エナジーレーザーは溜めた分 威力が増すが、それでも このシステムは適応されており、
全弾同時発射の場合より発射タイミングがズレた場合の方が与えられるダメージが大きい。
■ ミサイル判定
ミサイル1発の威力はショット1発と等しい。
しかしミサイルには『ミサイル判定』という概念が存在し、
『ハッチ判定』を持つ敵を1発で破壊する事ができる。
グラIIのスプレッドボムも1発でハッチを破壊できたが、
あれは爆発している間ダメージを与え続ける(=数発分のダメージを1発で与えている)という物。
SFC版グラIIIでは、どんなミサイルでも当たった瞬間にハッチは破壊される。
つまり、決して「数発分のダメージを与えられる」という事ではないのだ。
ただし、スプレッドボムの爆発時間はそれなりに長いので、
ボス戦においてダメージ音を2回以上鳴らせる→2発分以上のダメージを与える事はできる。
なお、ミサイル判定のシステム自体は初代グラディウスで既に採用されていた。
アーケードでは『パロディウスだ!』で復活している。
余談だが、『極上パロディウス』のマンボウ/サンバの
スクリューレーザーの先端もミサイル判定を持っている。
■ スピードアップ
自機の速度を上げる。初期状態を0速とすると、5段階アップの5速まで上がる。
5速でスピードアップを取ると、0速に戻る。
7面(高速面)では2速以上必須。
■ ミサイル
基本的には自機および全オプションで同時に発射(=同期)される。
例外は前後2wayとスモールスプレッドで、
前後2wayは自機および各オプション毎に上下同時発射だが全体では同期せず、
スモールスプレッドは自機およびオプション毎に2発まで発射可能で、同期しない。
なお、地表を這うタイプのミサイルは、アーケード版グラIIIと異なり、登坂能力は まったく無い。
□ ミサイル(ノーマルミサイル)
前方下に発射され、地表を這う。
□ 2wayミサイル(フロント)
前方上下に発射。地表を這わない。
□ スプレッドボム
前方下に発射され、何かにぶつかると広範囲に爆発する。
グラディウスシリーズ他作品のスプレッドボムに比べ、前方に投下される。
発射の瞬間は下というより前に出されており、ミサイル自体の当たり判定の大きさと合わせ
ギリギリ近づく事で上のハッチも壊す事ができる。
アーケード版グラII&グラIIIでは爆風で敵弾が見えなかったが、本作では擬似透過処理されている。
□ フォトントゥーピドー
真下に発射され、ザコ敵は貫通する。地表を這う。
イオンリングも貫通するので、モアイの口に上から落とすのが常套手段。
□ ホークウインド
自機(オプション)が画面上半分にいる場合は前方上、画面下半分にいる時には前方下に発射される。
地表を這う。
上下に撃てると言っても、例えば下に追い詰められた場合には上に撃てなくなるので注意。
フォーメーションオプション/ローリングオプションとの組み合わせがオススメ。
ノーマルオプションと組み合わせる場合は、テイルガンよりダブルやバーティカルをチョイスした方が良いかも。
□ バック2way
後方上下に発射。地表を這わない。
イマイチ使えなさそうだが、全方をショット、後方をミサイル、と 役割分担をさせると意外と重宝する。
フォーメーションオプションとの組み合わせがオススメ。
□ スモールスプレッド
真下に発射される。唯一の連射可能なミサイル。
自機(オプション)の移動により投下軌跡が若干変化する。
ローリングオプションとの組み合わせがオススメ。
■ ダブル
レーザーとの同時使用不可。
自機および各オプション毎に前方に1発、他方に1発撃つ。
パワーアップとは言うものの、実は何もアップしていない。
前方に2発撃っていた物を振り分けているので、各1発ずつしか撃てず、弾切れを起こしやすい。
特殊な場合を除いて、オプション無しで装備するのは避けたい。
□ ダブル(ノーマルダブル)
前方と前方上に撃つ。
スクロールで登場した敵を即 倒しやすい反面、地形の陰に隠れた敵は撃ちづらい。
□ テイルガン
前方と後方に撃つ。
□ バーティカル
先方と真上に撃つ。
地形の陰に隠れた敵は撃ちやすい反面、敵の真下に行かなければ倒せない。
□ バックダブル
前方と後方上に撃つ。
役に立たなさそうだが、真下に落ちるミサイルと組み合わせると攻撃方向が分散する為 意外と強い。
■ レーザー
ダブルとの同時使用不可。
上記の通り、このゲームにおいてはノーマルショットと威力に差がない為、
貫通力や当たり幅の広さが その特徴となる。
□ レーザー(ノーマルレーザー)
□ サイクロンレーザー
見た目は違うが特性は ほぼ同じ。
わずかな差だが、サイクロンレーザーの方が最大長が短く、弾切れ時間も長い。
『レーザーワインド』と呼ばれる操作が可能である。
これは自機(オプション)の上下移動に合わせて同じ高さを保つ事、
および いったん先端さえ抜けてしまえば その後は地形を貫通する事ができ、
これに上下移動を組み合わせる事で地形の向こう側の敵を倒す事を指す。
実は2連射が可能であり、2本の合計がそのレーザーの最大長に達するまでは撃てるので、
ショットボタンを長めに押す→短めに離す→長めに押す→短めに離す……を繰り返す事で
弾切れ時間を短く抑える事ができる。
□ ツインレーザー
短いレーザーが2本、上下セットで発射される。
貫通力がある。上下どちらか一方が地形で削られても、もう一方だけで飛び続ける。
□ リップル
徐々に広がっていくリング状のレーザー。貫通力は無い。
地形に対する当り判定は真ん中の高さのみ存在する。
□ エナジーレーザー
溜める事で威力が増すレーザー。
ショットボタン押しっぱなしでも、一定量溜まれば勝手に発射される。
ローリングオプションと組み合わせがオススメ。
■ オプション
自機の分身。自機と まったく同じ攻撃能力を持つ。無敵で、地形などを すり抜けられる。
ノーマルオプション/スネークオプションの場合、スピードに応じてオプションの間隔が広がる。
フォーメーションオプション/ローリングオプションの場合、オプションを4つ装備した状態で、
更にゲージをオプションにし、パワーアップボタンを押すと、押している間オプションの間隔が広がる。
□ オプション(ノーマルオプション)
自機の軌跡をトレースする。
□ スネークオプション
アーケード版グラIIIの同名装備とは別物。
自機が ちょっと動いただけで敏感に反応し、節操無く広がる。
□ フォーメーションオプション
自機の上下にオプションが固定される。ちなみに上が1番/3番オプション。
ツインレーザーとの組み合わせがオススメ。
□ ローリングオプション
自機の周りを時計回りするオプション。
サイクロンレーザーとの組み合わせがオススメ。
ただし、オプションの間隔を広げた場合、敵がサイクロンレーザーをすり抜けてしまう事がある。
■ ?(シールド)
□ シールド(ノーマルシールド)
前方に2つの球形バリアが付く。耐久力16。
□ フォースフィールド
全方位を守るバリア。耐久力3。
□ リデュース
自機が小さくなり、敵弾に当たりにくくなる。耐久力2。
□ ローリングシールド
自機の周りを反時計回りするシールド。スキが大きすぎて使えない。耐久力16。
■ !(スペシャル)
グラIII特有のゲージ。さまざまな特殊効果が得られる。
□ メガクラッシュ
画面上の全敵にダメージを与え、敵通常弾を消滅させる。
(SFC版グラIIIでは青カプセルは敵通常弾を消せない。ちなみにアーケード版グラIIIは青カプセルが出現しない)
□ フルバリア
減ったシールド系を全回復する。
□ リメインオプション
残機をオプションに変換する。
□ スピードダウン
スピードを1段階下げる。
0速で使用するとスピード1速、ミサイル、オプション×4、シールドを装備する。
■ オートパワーアップ
厳密にはセミオートパワーアップ。マニュアルパワーアップ同様、任意の武器を着ける事も可能。
パワーアップ順序は、
□ ノーマルオプション/スネークオプションの場合
スピードアップ1→(スピードアップ2→スピードアップ3)→ミサイル
→オプション1→レーザー→オプション2
→オプション3→オプション4→シールド
(オプション3→シールド→オプション4というケースもあるらしい)
□ フォーメーションオプション/ローリングオプションの場合
スピードアップ1→(スピードアップ2→スピードアップ3)→ミサイル
→オプション1→オプション2→レーザー
→オプション3→オプション4→シールド
スピードアップは原則として1回のみだが、7面(高速面)や高次周などでは必要に応じて2・3回取る。
しかし6面ボスでは1速のままの為、ボスの吸い込みに対抗できない。
また、ノーマルオプションでは
ここでは自分でスピードアップする必要がある。
■ 上記に無い裏技
□ 高難易度デモ
4〜5周目と思われる、1面のデモ。装備はTypeC(スプレッドボム)。
デモのタイトル表示からプレイデモに切り替わるまで、ABXYのいずれかのボタンを押しっぱなしにする。
(厳密には、デモのタイトル表示→プレイデモに切り替わる瞬間に押していればよい)
ちなみに、通常のデモは以下の通り。
3面(火山) ホークウインド ツインレーザー フォーメーションオプション 圧死
6面(植物) スモールスプレッド サイクロンレーザー ローリングオプション 吸い込まれ死
7面(高速) TypeB(2way) 袋小路で死
1面(砂漠) TypeA(ノーマル) 挟まれ死
□ ARCADEモード
HARDより難しい難易度。
EASY、NORMAL、HARDでは敵や敵弾の移動速度、ボスの攻撃の間隔などで難易度が変更されていたが、
ARCADEモードでは更に 3面後半の岩や9面のガーメイドが破壊不能になる、
4面ボス時の落下する岩に当たり判定がある、等の変化がある。
OPTION(設定)画面で、カーソルを難易度選択に移動し、Aボタンを連打する。
□ コンテニュー回数増
□ 残機増
クレジットが3→最大9に増える、または残機が30機に増える。どちらか一方しか使えない。
プレイセレクト画面で、Xボタンを連打するとクレジットが増加、左を押しながらAを3回押すと残機増加。
ただし、デモ画面に切り替わると効果は消えるので、すばやく入力し、急いでプレイ開始する必要がある。
□装備ルーレット
装備がランダムで決定される。
武器セレクト画面で、エディットモードを選びYXYXYX。
□ 自爆
ゲーム中ポーズをかけ、いわゆるコナミコマンドを入力すると、
画面上ではパワーアップが成功したように見えるが、ポーズを解除した瞬間に爆発する。
ゲームポーズ中に上上下下左右左右BA。
□ ほぼフル装備
スピード1速、ミサイル、オプション×4、シールドを装備する。
レーザーが付かず、ノーマルショットのままなのがミソ。
使用時の自機の状態にかかわらず上記装備となる。
つまり2速以上やダブル/レーサーを装備していても、1速、ノーマルショットに戻る。
使用回数に制限があり、ゲームスタート時が1回、各面のボスを倒す(時間切れ自爆可)毎に1回ずつ増え、
コンテニュー時にはリセットされる(1回に戻る)。
ゲームポーズ中に上上下下LRLRBA。
□ 隠れカプセル スキャン
ストーンヘンジ(エクストラステージ)には、ツブツブに隠れているパワーアップカプセルがあるが、
メガクラッシュを使用すると画面内のすべての隠しカプセルが露出する。
■ 上記と重複する裏技
□ イニシャルスピード
5速でスピードアップ(空欄)を取ると、0速に戻る。
□ ほぼフル装備
!にスピードダウンを選択し、0速で使用する
というか0速のままカプセル7個も集める方が難しい。
□ オプション間隔広げ
フォーメーションオプション/ローリングオプションを4個装備し、
更にゲージをオプション(空欄)に合わせ、パワーアップボタンを押すとオプションの間隔が広がる。
カプセルは消費されない。押している間のみ広がる。
この技を使う場合、パワーアップボタンはLRに割り振った方が良い(押しっぱなしが しやすい)。
■ その他の小技
□ 手元リセット
LRボタンを押しながらSELECT、STARTボタンを押す。