VIE-X07 実機を購入・使用しての感想
VIE-X07B、VIE-X07S、VIE-X07B1、VIE-X07S1
満を持して発売されたX07を、愛 故に歴代アルパナビ ユーザー視点で厳しくチェック。

※ トップページに掲載した文を移動し加筆修正した物です。


後に改善された部分は以下の凡例で示します。
[1.01]で改善 : 無償アップデートVer.1.01以降で改善さた物(現在配布中なのはVer.1.02)
[V500]で改善 : 有償バージョンアップディスクHCE-V500/V500Sで改善された物
[X075]で改善 : マイナーチェンジモデルVIE-X075B1/X075B4で改善された物


X07のヒザ掛けとストラップ ヒザ掛けはグレーの方が良かったナ……orz



06/12/03

買ってきたよ♪



あれ?



え゛ー!!?ー!!?ー!!?ー!!?ー!!?ー(?o?)ー!!?ー!!?ー!!?ー!!?ーっ!!?
!!?!!?!!?!!?!!?(?o?)!!?!!?!!?!!?!!?

……………こんな機能ありましたっけ?……………



06/12/07

行き付けの お店にX07が到着したのが12/03。
強引に予定を空けて迎えに行くも、取り付けてる時間は無し。
入荷は翌週になると覚悟していたので、12/08まで予定を入れまくってしまってたのです。
ゴニョゴニョがゴニョゴニョした事情で入荷が早まった事 自体は ありがたいんですけど……。

しかしX07が まだ行き渡っていない現状で、「手に入れてるのに使ってない」のは申し訳なく、
X07に ちなんで7日の夜に強引に取り付け決行。
「とりあえず動けばいい」を合言葉(?)に、ビーコン未接続はもちろん、
パーキングブレーキ線もスピードセンサー線も つながず。
何とか日付の替わる前に電源ONに こぎつける。

アルパインのサイトのFAQに「車速パルス無しでも動く」と 書かれていたので、試す意味も含めて走行。
……まっ……まったく自車位置が動かない……。同じ場所で向きが変わるだけ。
と思ったら、これはナビが「スピードセンサー線が つながっていない」と認識するのに多少の時間を要するだけで、
ひとたび「あ゛、つながってないんだ」と認識すればフツーに動きます。
(その後、トランクに つながるスピードセンサー線の一部がカーペットに入る前に助手席の足元に出てるのを発見……) 

私の車はオーディオ取付部の奥行きが あまり無く、X07配線の多さにビクビクしてたのですが、
使わない配線を軽く束ねただけで、あっさりと入っちゃいました。
これなら『奥取付』も可能だと思うんですけど、トヨタ車専用機能なのが惜しまれます。



06/12/09

X07をかる〜くインプレ。

起動時間は30秒ほど 
  起動画面(ALPINEロゴ)がナビ注意書き画面に切り替わるまでが15秒くらい。
  そこから更に約15秒で通常画面が登場、操作可能に。
  数字で30秒と聞くと「長っ!」と思いますが、意識してなければ気にならないレベル(かも)。
  ただし この間、ディスクイジェクト等もできないので、急いでる時にはツライ。
  もっとも、この手の『複合モノ』で待たされるのは仕方の無い事かも。
  ちなみに音楽が鳴り始めるのは、起動開始からiPodは約15秒後、SDカードは約20秒後。

レスポンス自体は結構サクサク ←錯覚。 [1.01]で改善
  実は自分のX07取り付け前に、買った お店とは別の お店で触ってみたのですが、
  ゲンナリする程モッサリだったので、かなり不安だったのです。
  どうも その展示品は『初回出荷』品で、私のは『(初回ではないが)初週出荷』で ちょっと遅いので 
  プログラムが多少 改善されてるバージョンの様です。
  (※ あくまでも旧バージョンに比べ相対的にサクサク。すなわち錯覚) 
  アップデートプログラムが近日(3月〜4月)配布予定なので、『初回出荷』品も改善されるハズ。もちろん無料。
  一部では「地図更新ディスクで配布」との話もありますがデマ。
  ちなみに、私のX07は箱の左下の角と本体の製造番号の そばに青い●が貼ってありました。
  これの有無や色で ある程度 区別できるかもしれません。
  ただし、N099系、555系、HD55系と比較すればモタついて見えるでしょう。
  再描画を要する場合(画面切替時)はタイムラグあり。ナビ案内中に0.5秒ほど真っ黒になる事も。

ナビの測位精度は意外と?良い 
  例えばコンビニに立寄った時など、アイシンAW系ナビがマップマッチングへの依存度が高く 
  自車マークの向きだけが変わり自車位置は道路に残ったままに なりがちなのに対し、
  X07は(道路に対し ほぼ直角方向に侵入する場合は)すぐに道路から外れます。
  (斜め進入の場合は道路に残ったまま) 
  このあたりはアイシンAWにも見習って欲しいトコロ(って言うかAWだけが遅れてる)。
  ただし、描画遅れの為か、停止時には正確なのに走行時は実際の位置より後気味に見えます。

ナビのルーティングはアイシンAW系に比べ万人向け 
  055時代からの『地元民的ルート』は どこへやら。変に大回り させられる場合が多いです。
  案内されるルートを見る限り、アイシンAW系ナビは道路の優先度を杓子定規に道幅で決めるのではなく、
  必要であれば少々 狭い道でも案内に使用します。
  同じ目的地を設定してN099SRとX07を同時に使用してみましたが、
  N099SRは『推奨』ルートでも幹線道路に こだわらず、非幹線ながら通り易く最短に近いルートを引くのに対して、
  X07では1Km程 離れた並行する幹線を通そうとしました。
  意地悪してN099SRのルートを通ってみましたが、X07はリルートの度に右へ左へルートを大きく替えるものの、
  ついに目的地直前までN099SRと同じルートは出しませんでした。
  ただし目的地周辺ではN099SRより合理的なルートを案内しました。
  これは出発地周辺・目的地周辺では柔軟なルーチンに切り替わっている物と思われます。
  これは ひとつの例であり、出発地−目的地間の道路事情や渋滞状況により結果は異なりますが、
  「初めての行き先」「初めての道」ではX07の方が安心感があるルートだと言えるでしょう。
  逆に「狼ナビを期待してアルパインを買う」人には物足りなさそうです。
  単にルーティングアルゴリズムの問題だけでなく
  トヨタマップマスターにより緻密に調整された地図あっての狼ナビであり、
  同じゼンリン系 地図データでもX07には元々 真似の できない芸当であると言えるかもしれません

画面は……見辛い
  まず問題となるのが液晶で、「上から見下ろす」「(運転席の ある)右側から見る」よりも 
  「下から見上げる」「左側から見る」方が地図が見易いという体たらく。
  これは液晶の「『部品における表示部』が上にオフセットされている」以上 
  上下逆には使えないので、アルパイン云々よりも液晶を作ってるメーカーの問題。
  私の場合、取付位置が低い関係上この問題が大きく のしかかるのですが、
  [BRIGHT]、[CONTRAST]共に−12で使用する事で対応しました。(現在は−8〜−10)
     ※ 「[CONTRAST] の数値を下げると差が縮まって余計に見辛くなるのでは」との疑問の声も ありましたが、
       液晶の視野角の調整が目的で、上から見下ろした場合の実際のコントラストは調整前より むしろ上がっています。

  地図色調は、全面緑の[ファイン]は地図として判別不可能で論外。
  [シック][モダン][クルーズ]にしても車載して実際に使ってみると ぱっと見で道路形状を把握できません。
  理由は2つ考えられます。
  ひとつは統一され過ぎた色調。
  各地図色において、使用されている色が たとえ色相は違っていても明度と彩度が近く区別し難い。
  一番 肝心な案内ルートでさえ白線に青の縁取りで、白(または白系)の非幹線道と区別が つかないなんて 
  開発者が色について何も考えてない証拠。
  もうひとつは情報の整理が行われていない事。
  画面と実際を視覚的に比較するのではなく、脳の中で空間認識として照合するのですから、
  まずは道路形状の概念を伝える事が最優先です。
  その為にはユーザーが欲しがる「可能性のある」情報は すべて表示しつつも 
  まず認識の基点となる『幹』の情報を与え、そこから必要に応じて『枝葉』の情報を読み取らせる、
  その構造こそが真の『ワンルック』であって、走行中と停止中で表示を変えるよりも先に やるべき事が山積です。
  下手なドライバーは視点が近かったりしますが、近くしか見てないから全体を把握できず先が読めずに下手なのです。
  近い視点から認識させるのは全体を把握させるには向きません。

  渋滞表示は さりげない分 見辛いかも。
  実線(リアルタイムVICS情報)か点線(搭載VICS統計)かは虫メガネ片手に区別してください

  通常交差点拡大図は低い視点から徐々に平面図に移るタイプですが、
  これも曲がる直前まで交差点形状が把握できず迷います。
  ただしアイシンAW系のCDナビ時代から見辛いまま一向に改善されない通常交差点拡大図に比べれば 
  平面図時の見易さは格段に上。

  2画面表示派が泣きたくなる仕様として、左画面が窮屈で情報が大きく削がれる、
  右画面は平面図専用で俯瞰図は表示できない、
  マルチインフォメーション時は地図2画面表示 自体ができません。

操作系は「うーん」
  色々と面白い仕組みが用意されてますが、発想そのものは悪くない、けど実際の使い勝手はイマイチ。

  「最初にしか使わない機能(ソース選択、目的地、各種設定など)は[メニュー]から」 
  「使用最中に使う機能は[マルチゲート]から」 
  という割り振りは一見 合理的ですが、常に「これは どちらなのか?」という意識を強いられます。
  縦割り(ナビかオーディオか)ではなく横割り(選択・設定か視聴・操作か)で分けているので、
  初心者には解り辛く、上級者には「1階層分 操作が増える」という不満を生ませます。
  これならば2つを統合してしまい、
  [マルチゲート]内に「ナビメニュー」「ソース選択」「設定」といった項目を設けた方が理解も操作も し易いでしょう。
  結論としては「パナソニックのツートップメニューは偉大だ」。

  変則2画面表示に相当するマルチインフォメーションですが、
  「ナビ表示+オーディオ操作部」という表示にしてもナビ操作は できません。[V500][X075]で改善
  つまりタッチパネルから2項目の操作するには結局 画面を切り替えなければなりません。[V500][X075]で改善
  対策としては同時表示を諦めナビを全画面表示し、オーディオはリモコンから操作するしか無さそうですが、
  この場合選曲操作時しか曲名が表示されません。
  例えば曲名をインジケーターバーに表示し、そこをタッチするとオーディオ操作タッチスイッチがポップアップする、
  欲を言えば画面下に せめて選曲ボタンだけでも欲しいトコロです。

  オーディオ操作タッチスイッチは非タッチパネル時代の仕様を引きずり過ぎです。
  画面最下段に同じ大きさのスイッチが横一線に並び、表示しきれないスイッチは切替で出現。
  タッチパネルは画面全体がスイッチなのですから、最下段横一線に こだわる理由も必要も無いのに。
  例えば2段分のスペースをタッチスイッチに割り当て、選曲は2段分の大きなスイッチに、
  リピートやシャッフル等の機能は2段にして表示。これで切替の必要はありません。
  あるいは曲名やフォルダ名の横に選曲やフォルダ選択のスイッチを設けたり、
  フォルダ名をスライド操作で なぞるとフォルダ内の曲をサーチできたり、やれる事は いくらでもあるハズ。

  CDチェンジャーのディスクチェンジに相当する概念が、iPodには複数あります。
  X07では、[プレイリスト][アーティスト][アルバム][曲]が使用できます。
  作曲者別が使えないとはクラッシックファンは無視ですか。のだめカンタービレ大ヒット中に出た製品なのに。[V500]で改善?/[X075]で改善
  しかし、プレイリストを▼/▲(−/+)で切り替えようとしても いきなりは できません。
  ▼/▲には 「前回のサーチで使用したモードが割り当てられる」のですが、
  エンジン停止で電源が切れたりした場合など事あるごとに割り当てが解除されてしまいます。
  「防犯の為 高価なiPodを車内に置いたままにする人は いない、という前提で設計している」
  というのがメーカーの回答でしたが
  実際に置きっぱなしの人は いますし、コンビニに立寄った際に いちいち外したりしないですし
  そもそもエンジン切らなくても交通情報 聞いただけでも解除されるのは どういう事でしょうか
  あと、[プレイリスト][アーティスト][アルバム]でサーチを行う場合でも 
  必ず先頭に『iPod全体』(=[曲]サーチと同等)が表示されます。
  iPod自体の仕様の様ですが、表示上 省こうと思えば省けるハズ。

HD55S以上に意味不明なリモコン操作 
  大抵の場合、各フォーカスエリアは上下に並んでおり、各エリア内でのタッチスイッチは横に並んでいます。
  いちいちフォーカスエリアを移動させなくても、ジョイスティックの上下で済む事。0点。
  フォーカスされたエリアのタッチスイッチに1〜9の番号を割り振り、10キーでダイレクトに選べるのなら90点は あげたのに。
  余談ですが、形は同じでもRUE-4192/4195(N555系)/4209(HD55系)では 
  フォーカスを発生させられないので操作できません。

ウザイぞドライブインフォ 
  使う気ゼロなドライブインフォが各画面で幅を利かせてるのがウザい。
  試しにエコ走行支援を使ってみると、加速と減速の度にアラームが鳴ってウザい。
  「そんなに私の運転って荒いの?」とアラームが鳴らない様に運転すると、
  今度は後ろの車からクラクションを鳴らされてウザい。


  ……色々 書きましたが、これも「惜しい」「あと一歩」だから書けるのです。
   ピーっ社のナビなんて馬鹿馬鹿しくて何も書く事ありません。



あ、あと12/03のiPod録音の件は箱が間違ってるそうです。
……しっかりしてよorz 



06/12/15

X07インプレ その2。

ルート品質 その2 
  出発前のルート探索時に「走行距離重視」か「幹線道重視」か、というのは各ナビの個性です。
  しかし、並行する道を走っているのにリルート時に元の幹線道に戻そうとしたり、
  探索条件に[道幅優先]という選択肢が あるにもかかわらず推奨ルートが幹線道重視の大回りルートだったり。
  これは個性でなく質の問題です。
頭悪過ぎ。

ナビミュートの仕様 
  ナビ音声案内時には自動的に音楽の音量が下がります。
  音声案内中にボリューム操作をすると、その音量がナビミュート用音量として記憶され、
  次回以降のナビ音声案内時にも音楽が その音量まで下がります。
  D310等でも おなじみの仕様です。

  が、この仕様には問題点があります。
  例えばCDを音量『7』で聞き、ナビミュート時は『5』に下がるとします。
  しかし、CDによって録音レベルは まちまちです。それに合わせて音量を調節する事も あります。
  音量を『6』に下げると、ナビミュートは『5』なので、実際の音量の下がり幅は小さくなります。
  音量を『5』に下げると、ナビミュートも『5』なので、実際には音量が下がりません。
  (さすがに「音量を『3』でナビミュート時に『5』に上がってしまう事は無いですが) 
  頭悪過ぎ。

  対策としては、最も録音レベルの高い(=再生時 音量を絞る)CDに合わせてナビミュート音量を設定するか、
  割り切ってナビミュート時の音量を『0』近くにしてしまうか、です。

  ナビミュートからの音量復帰は急激です。
  色々 試してみましたが、音量差に関らず復帰時間が一定で、しかも短い。
  こういうのは度合いを一定にするモノだと思うのですが。
  そういえば起動時の音楽再生開始も、エンジン始動から遅延して忘れた頃に唐突に鳴り出します。
  遅延が ほとんど無いのに起動時はフェードインで再生開始するC801の奥ゆかしさは どこへやら……。

ボリュームの仕様 
  色々な音楽を再生してみましたが、ボリュームは『5』くらいで使います。それ以上は「音が大き過ぎ」。
  録音レベルの低い(音の小さい)曲でもボリュームは『7』あたりが聞く側の限界です。
  調整の幅が ありません。「『5』だと小さい、『6』だと大きい」なんて事に。
  もちろんハード的には『20』以上にする事もできる(最大『35』)のですが、そんな音量で使う人は いないでしょう。
  外部アンプに できる限り高出力で送りたい為に内部アンプへ行く音量まで上がってしまっているとの事ですが、
  それなら内蔵アンプの前にアッテネータを入れて、内蔵アンプ側だけ一律に下げるのが普通。
  頭悪過ぎ。



X07に幻滅した新たなオモチャ いけにえパートナーを師匠が調達してきてくれました♪ 

どこで売ってたんですか こんなモノ……。



06/12/17

昼間のデニーズの一角を長時間占拠する、迷惑な客2人。
そのダラダラした会話の中から、ナビに関する話を濃縮抽出。



 ■ コンプリート(笑)に向け?、初代HDDナビを入手

   「どうよ、555は」
   「N099のHDD版とか言われてますけど、地図画面のレイアウトを踏襲してるだけで、あらゆる意味で別物。
    地図はゴテゴテしてますね、間違った方向に凝っちゃったというか、
    通常地図と市街地図をシームレスにしちゃったから200m〜50mの情報量が無駄に多い。
    多いと言っても中途半端なんで、その情報を生かす方向にも使えない。
    テクスチャーもウザいし。
    でも無印(型番末尾にSやSSがつかない、またVer.1.00のまま)だから、
    バージョンアップすれば違うのかも しれませんけど。
    タブを使って細分類したメニュー構成は合理的、おそらく歴代アルパナビで一番 良いんじゃないかなぁ。
    X07みたいに、地点検索のリスト状態で地図が出るのもマル。
    CPUとは別に描画チップを積んでるからか、出力が横480みたいで、T850にベストマッチ。
    ただフォントは横400用を そのまま使ってるみたいで、妙に縦長の文字。メニューも左右が空いてる。
    下手すると地図も横方向が縮んで表示されてる気がします(笑)
    コンパスの下に1ドット分の隙間を空けたいんですけど、
    アクティブインフォメーションウィンドウの下端がコンパスの下端と そろってるんで、
    そっちまで空いちゃうのは個人的にパス(笑)」




 ■ AAAAのAはAngryのA -HD55S編-

   「(N555と)HD55Sと どっちが良い?」
   「それは何とも……。(HD55を加えて)N555、HD55、HD55S、どれを選ぶかと言われればHD55。
    N555もHD55Sも、400m以上や25m以下のスケールでは悪くないんですけど、
    200m〜50mが見辛い。200mと50mをメインで使う私にとっては致命傷なんですよ。
    400mだと情報を押し込めないんで、ナビを作る上で必然的に200mが車道を間引きしないで済む上限になる
    ところがN555は200mに必要以上に道路以外の情報を詰め込んでるし、
    HD55Sは配色のマズさで情報が読み取り辛くなっちゃってるんで」


   「でも操作性はN555の方が上だろ?」
   「確かに。HD55(系)はタッチパネルでも(操作性が)良くない、ってのは問題」
   「異様に階層が多いだけで、目的達成までの手数が不要に多過ぎるし、
    どこに何が あるかを探しにくいし覚えにくいよな」

   「パソコン内のファイルを整理する時、後々 探しやすくするには
    フォルダ分けして分類するだけではなく、ファイル名を工夫して適切な順番で並べますよね。
    そういう工夫が無い。確かに「使う事は できる」、でも「使える」と「使い易い」は全然別」

   「そうそう。
    アルパイン、と言うよりアイシンAWのナビは、車両純正が前提だから使い易さには相当 気を配ってたんだが
    HD55(やイクリプス8805等、アイシンAW製2005年度HDDナビ)は ぶっちゃけた話(操作性の)評判は良くない。
    (アイシンAW製2005年度HDDナビは)レクサス日本開業に合わせて気合を入れたんだろうが、
    ゼロから構築しようとして今まで良かった部分も忘れてしまったんじゃないか」

   「他社が(インターフェース作りの)腕を上げているんで、余計に目立つというか、残念なんですよね」

   「今まで ちゃんと やれてたのにねぇ」
   「だから納得いかないんですよ」



 ■ AAAAのAはAnxietyのA -X07編-

   「X07も地図が見辛いしインターフェースがダメって言ってたけど、同じ理由?」
   「見辛いのは基本的には情報の間引きの問題。
    だからスケールが200mより上の500mとか1kmとかは、実は大好きなんですよ(笑)
    ただ配色は[シック]限定。色に統一感が ありつつ、「色で情報を区別する」事が きちんと できる」

   「それでも200mがダメなのは?」
   「同じ場所をアイシンAW(系のナビの画面)と比較してみると、太めに描かれる道路がX07の方が多いんですよ。
    実際の車の走り方(ルート取り)という意味でも、瞬時に周辺道路を把握するという意味でも、
    移動の為の道と到達の為の道は区別されるべき」

   「AAAAで書いてた「情報の幹と枝葉」って事だ」
   「あと、200mで一部の建物の形を描いてるんですけど、意味が無いんですよ。
    ほとんどの建物は自車位置から見えない、つまり目印になんか なるハズ無いんですから。
    下手すると表示上の道幅と建物の幅が同じくらいで、道路把握の妨げになる。
    何かね、X07の画面を見てると、アルパインがパナスパイラルに陥りそうで怖いんですよ。
    パナソニックのナビが ここ数年モデルチェンジの度に「見易くなりました」って言ってるんですけど、全然 見辛いまま」

   「まぁ本当に見易くなったんなら それ以上 変更する必要は無いから
    何度も変えてるのは見辛いって自ら認めてる様なモンだわな」
   「もう細かな調整とか 全然そういうレベルの話じゃないんですよね。
    根本的にナビ地図に対する考え方が間違ってるワケで」


   「インターフェースの方は?」

   「まず問題なのは、マルチゲートとトップメニューが似てるデザインなのに役割が まったく別である事。
    その上マルチアクセスさせようと節操 無く結んだものの、
    切り方がバラバラで、目的のモノが どこにあるのか予想が つかない、
    それなら完全にマトリクスにアクセスさせるべき。
    こんな事なら、マルチゲートとトップメニューひとつに まとめちゃった方が良いと思う。
    あくまでもマルチゲートとトップメニューは別だというのであれば、
    マルチゲートの各要素の配置や面積配分を変えるべき。
    マルチゲートはナビとオーディオの2画面的な役割があるんですけど、
    走行上 役に立たない情報が中央に大きく表示されて、肝心な地図部分が小さ過ぎるし、
    左上のオーディオ部分はソースとボリュームを表示するだけなのに あれだけの面積を取ってる。
    「2兎を追う者は1兎を得ず」を地で行って欲張って全滅してる。
    今までに無い切り口のインターフェースを作ろうという意気込みは買いますけど、意気込みだけ」

   「他にも、マルチインフォメーション(L字分割)中はオーディオ操作しかできず
    ナビを表示してもリモコンからスケールを変える事さえできないとか、
[V500][X075]で改善
    オーディオ操作タッチスイッチが全部 同じ大きさだとか、
    SDカードやiPod再生時にフォルダ名やプレイリスト名が表示されないとか、
    iPod再生中にプレイリストやアルバムを±で選択するには
    まず全体からのサーチ機能を使わなければいけないとか、
    交通情報を聞いてiPodに戻ると さっきまで使えたプレイリストやアルバムを±で選択する事が できなくなって
    またサーチ機能から やり直しだわ、
    サーチ時のリスト表示では次のプレイリストは下に表示されるのに
    ±選択で次のプレイリストに移動するのは▲だわ、
    インターフェースを作った人は何を考えてるんだか」
   「そもそもiPodの為にX07買った お前にとっては、±ではなくリスト表示で直接 選べる点 以外は
    直前まで使ってたFX-9000(ケンウッドのヘッドユニット)の方が 使い物になる訳か」

   「で、iPodの操作性に嫌気が差してSDカードを使ったらギャップレス再生できないorz」




07/01/27

機会があったので、愛車にサンヨーゴリラNVE-HD01を積んでみたんです。
で、N099SR、X07、HD01で同じ目的地へルートを引かせてみたんです。

……………。
X07ってゴリラHD01よりバカ万人向けルート?



日にちが前後しますが、07/04/08価格.comにて書き込んだ事より (一部補足修正)



 ■ ルートについて

   アルパインの地図は すべてゼンリン系です。
   ただしハード供給メーカーの関係で微妙に異なります。
     アルパイン製ハード : X07 → 地図はMBA製(ゼンリン+アルパイン+ホンダ)
     アイシンAW製ハード : 055/077/099/555/HD55各系 → 地図はトヨタマップマスター製(ゼンリンベース)
     サンヨー製ハード : HD01系(D300JNのナビ部分を含む) → 地図はゼンリン製
   型番に同じ『HD』がついても『01』と『55』で別物なのが興味深いですね(!?)

   N099はアルパインがチューニングしているとはいえ基本的にアイシンAW製、
   X07は完全なアルパイン自社製で、そもそもベースが異なります。
   またN099は学習機能が無いので地図データとVICS情報だけでルートを引きますが、
   X07は学習する事を前提としているので、学習の進んでいない初期状態では無難な道を引こうとします。
   (※ HD55は学習機能は ありますが、学習前でもN099と ほぼ同じルートを引きます)

   ただし学習が進む地域=よく通っている=ナビは必要ない、と考えると、
   ナビが本当に必要な地域でのルートの質は落ちる事になります
   もちろん初めての土地で いきなり細い道を案内されても困るのですが、
   「通り辛いとは思えない」中クラス(?)の道さえ避け、
   異常なまでに幹線道路に執着する姿勢は たとえ初めての土地でも感心しません。

   これに加え、X07は他に『道幅優先』があるにもかかわらず『推奨』も大通り優先で、
   同じルートを引いたり、「『推奨』でも大回り、『道幅優先』は もっと大回り」という事も少なくありません。
   こうした点がN099等から乗り換えた人からは不評なのでしょう。

   私はN099SRとX07を1台の車に載せており、
   更にHD01とPSPナビ(専用GPSアンテナ+『MAPLUSポータブルナビ』)を載せ、実験した事があります。
   ルートの質はN099>HD01>X07=PSPでした。
   X07とPSPは手前に旧道があるにも かかわらず、一度 国道まで出てから目的地付近で旧道へ戻るルートで、
   しかも国道までは並行する県道を無視して生活道を通す(ならば何故旧道を避けたのかという理由が成り立たない)というモノで、
   所要時間、走行距離、信号数、右左折回数、交通量、道幅や環境的リスク(子供の飛び出し等)
   すべてがN099のルートに劣り、どれを取ってもX07のルートはメリットが見い出せませんでした。
   X07を『距離優先』にしても、今度は住宅地域内の整備道路を突っ切り、N099の様な合理的なルートは出せませんでした。

   しかし、ルートの両端は非常に合理的なルートを引きます。
   (「出発地点から『通り』まで」「『通り』から目的地まで」)
   この点はN099はもちろん現行のHD55Sでも かなり いいかげんで、
   ナビ画面を見ながら自分でルートを補正しなければならなかったのですが、
   X07は この「数値的に処理し辛い」部分で「人間的な」「細かな配慮の」ルートを提示してきます。相当に練りこまれた証拠です。
   『推奨』ルートの質の悪さは「ノウハウ不足で至らない」のではなく
   「学習を前提に あえて そういうアルゴリズムを採用している」とすれば、
   今後のバージョンアップで大化けする可能性を秘めていると言えます。



 ■ 精度について

   X07の自車位置精度は非常に高いです。N099では足元にも及びません。
   X07は起動が遅く、起動中に車が移動すると その間の自車位置測位が行えず
   向きや位置が著しくズレるという弱点はありますが、この点を除けば
   X07の自車位置精度は現行ナビで最高水準と言って良いでしょう。
   (自車位置精度が高いと言われるカロッツェリアも、起動時間は長い、機種によってはX07より長いので、この弱点は同条件でしょう)
   コンビニの駐車場に入った時、25mスケールで建物の前にピタリと自車マークが収まった時は、感動さえ覚えました。
   (HD55は駐車場モードでは自車位置精度の良さを発揮しますが、通常モードではマップマッチング優先が足を引っ張ります)
   従って、X07で細街路で(精度が原因で)自車位置を見失う事は無いでしょう。
   (配色とか情報過多で地図が見辛くて見失う可能性は あるかもしれませんが……)



07/03/16

誕生日です♪ 
……え゛、プレゼントに新機能 無いんですかぁ? 
不具合修正だけ? 



で、そのアップデートですが。

*3:高速転送型SDカード「HiSpeedSD」「SDHc規格」は動作対象外になります。

……………。

Hi-Speed SDとは特別な物では ありません。通常のSDカードです。
データ転送速度の速い物を単に販売上の謳い文句として そう呼んでいるだけです。
しかも『規格』ではないので、「毎秒○MB以上をHi-Speedと呼ぶ」といった明確な基準は ありません。
しかし、Hi-Speedとは あくまでも「最高速度」の話であり、
X07側の読み出しが遅ければ、それに合わせて遅く動作するまでです。

現在 製造・販売されているSDカードは ほぼ全てが(表記の有無に関らず)Hi-Speedです。
Hi-SpeedではないSDを入手するのは困難です。(オークションで中古を買うなら別ですが) 
「Hi-Speed SDは動作対象外」というのは、事実上SDカードの使用そのものを動作保証しないという意味となります。

単に担当者が無知なだけだと思いますが、それに振り回されるユーザーは たまりません。



ところで、推奨として挙げられているSanDiscというメーカーのSDカードは どこに行けば売っているんでしょうか? 
SanDiskなら売ってましたが。




07/03/17

続き。

何軒か お店を回ったものの、やはり「確実に」Hi-SpeedではないSDは、無い。
Hi-Speedと書いていなくても中身はHi-Speedな場合がある。
Hi-Speedと書かれた60倍速の2Gが5000円で お釣りが来る ご時勢に、
チップメーカーとしても わざわざ低速なメモリを製造するメリットなど何も無い。
メーカーによっては高速タイプと標準タイプをラインナップしている場合も あるけれど、
「良好な物を高速タイプとして出荷している」「実は中身は同じで卸値が違うだけ」等、
聞けば聞く程どこまで信用していいんだか判断しかねる情報が。
半年で より高速・大容量の物が より安価に入荷する為、
売れ残った物を買えば低速な可能性が高いケド、低速・小容量なのに値段が倍、という笑えない事態も発生する。

で、師匠がX07アップデートサポートへ電話。
「Hi-SpeedのSDしか手に入らないけど、どうすればいい?」と普通に聞くつもりが、
5秒で爆発
あまりにも壮絶な為、その具体的な内容や描写は割愛させていただきますが、
「理屈の解ってない奴にサポートの電話番なんてさせるんじゃねぇよ!」と収まりません。

「ではSDカードから音楽を聴く機能は事実上 使えないじゃないか」と問うと 
「SD側の転送速度が速いと うまく読み出しできない可能性が あり、
音楽用途では問題ありませんがアップデートには使用しないでください」との事。
……………。
これは2通りの解釈ができます。
【1】 「読み出しにコケる可能性がある可能性があるのでアップデートに使用するにはリスクを伴う」 
【2】「音楽再生時には低速でも十分なので低速で動作するが、アップデート時には全速で動作するのでコケる」 
……ええっと、私、どこから突っ込めば よいですか? 
【1】ならばアルパイン側の姿勢を疑います。「音楽再生が途切れても重大な事態ではないから関知しない」、と。
【2】ならば、地点データや画像データをSDカードと やり取りするだけでコケる事になりますし、
「その際には速度を抑えている」というのであればアップデート時も抑えれば済む事です。

で、最終的に得られた回答としては 
「SDを使わずCD-Rに焼いてください」 
……………。



結局、「折りたたむとUSBコネクタに直接 挿せて お手軽♪」という理由だけで 
手持ちのSanDisk UltraII SD Plus USBでアップデートする事に。
製品に表記こそ無いものの、書き込み毎秒9MB、読み出し毎秒10MBなので事実上Hi Speed。
カードを挿した瞬間に「アップデートしますか?」と聞かれ、パネルオープンのまま(笑)待つ事2分。

そして、再起動の後―― 
……あら? 
……変だ!? 
……こ、こんなハズでは……。
な、何かの間違いでしょ? 
誰かウソだと言ってよ……。
……バカな、X07が こんなにサクサク動くハズがないっ!(殴) 
タッチスイッチのレスポンスは もちろん、画面切り替えも早い。
ただしナビへの切り替え時に すぐに表示されない事も しばしば。ルート案内時には怖い。



「いやー、てっきりアップデート失敗するかと思って期待してたんだけど。
で、怒った お前がX07を破壊しアルパインに送りつけ、
銃弾に倒れたヘッドユニットの横に並べて展示されるのを想定してたんだけど」 
……………。
師匠が2年6ヶ月の実刑判決を受ければいいのに……。



07/03/18 : SDカードのHi-Speed表記に関する補足

   アルパインは、X07のアップデートに際し使用するSDカードとして
   「Hi-Speed SD」「SDHC」を動作対象外とし、東芝、サンディスク、松下製のSDカードを推奨しています。

   SDカードのHi-Speedは『規格』では無い為、明確な基準が存在しません。
   この為Hi-Speed(HIGH-SPEED、HIGH SPEED)と表記されていても、
   メーカー・製品によって その意味合い、実際の書き込み/読み出し速度は異なります。
    1.最高速度が速い物
    2.最低保障速度が速い物
    3.上記1、2と同等または それ以上の速度であるが、Hi-Speed表記の無い物

   上記3によって、「Hi-Speed表記が無い物を選べば安心して使える」とは言えなくなります。
   サンディスクではHi-Speedの表記をしていませんが、
   実際には他社がHi-Speed表記をしている物と同等もしくは それ以上の高速なSDカードが存在しますので、
   サンディスクはメーカー単位での推奨からは外れる事になります(品番と生産ロットを指定し推奨する必要)。

   東芝は現在 生産している物は 非SDHCでもスピードクラス4以上の製品しかなく、
   そのパッケージにはHIGH-SPEEDの表記が ありますし、
   松下も現在HIGH SPEEDまたはスピードクラスを表記したSDカードしか生産していませんので、
   アルパインの主張からすれば東芝も松下も推奨から外れるハズです。

   そもそも、『通常のSDカード(非SDHC)』の高速版をHi-Speedと称しているだけであり、
   電気的仕様(電圧やプロトコル)や物理的仕様(寸法や端子位置)が異なる訳でもないのに、
   アルパインが技術的根拠も無く非推奨とする事は理解に苦しみます。
     (X07を道路、SDカードを車に例えるなら、
      「この道路は制限速度50km/hだから最高速度が300km/hの車は走れない」と言っている様なモノです。
      車が50km/hで走れば何の問題もありません。
      X07側がHi-Speed非対応でも、SDカード側が それに合わせて低速で動きます)
   実際に不具合が出るのであれば、それは相性以前にX07がSD規格に準拠していない事になります。



07/05/01

X07B4が出回ってます。
地デジチューナーが「コンパクト」とはいえ、私の車の助手席の下は それ以上にコンパクトなので入りませんorz 
(フロント)アンテナのコード長が足りないのでトランクには入れられないし……。



さて、X07をiPod&SDカード再生装置としてのみ使用している私としては、
iDA-X001は非常に気になる存在でした。
しかし、アルパインUSサイトでの動画公開、取扱説明書のpdfファイルアップなど、
発売が近付くにつれ情報が現れる程 私の購入意欲は失せていきました。

「ダイヤルに すべてを委ねる」というコンセプトにより、6ボタンが省略され、
その上 ボタンと変わらない操作をダイヤルに置き換えただけ。ダイヤルならでわの操作性を期待したのに……。

CDA-9857JiやCDA-9885Jiでは、全体を6つに区切り1〜6のボタンで大まかに移動、
更にダイヤルは「ジョグ動作」ですので回し方で項目移動スピードを自在にコントロールできました。
しかしX001は区切り機能が無くなり、ダイヤルのみで選ぶ事になります。
しかも「ジョグ」という名称でありながら実は「シャトル動作」で、
段階も2段階しか無く(しかも1段階目はiPodやUSBでは連続移動不可)、
項目移動のスピードの加減が事実上できません。
スピードが速ければ通り過ぎますし、遅ければ検索性が悪化します。

ダイヤルのみより、6ボタンを併用する方が賢くありませんか? 
ダイヤルのみ、前後2段階のみで移動させるなら、6ボタンのみで前後3段階で移動させる方が賢くありませんか? 
シャトルなら、2段階ではなく、もっと多段階にする方が賢くありませんか? 
車載シャトルなら、戻ろうと反発するダイヤルより、グライドタッチの様なリボンセンサーの方が賢くありませんか? 
(9855J/9965Jのグライドタッチはジョグ動作だったのが失敗。シャトルなら活かせる) 

機能選択に関しても、従来機では6つのボタンが選択と決定を兼ねていたのに対し、
すべてがダイヤルに委ねられ「回して選択→押して決定」となり、選択動作の手数が倍増しています。
その上「前回使用した項目を次回の初期値とする」という発想が無い為、
例えば「リピートは使わないがシャッフルは多用する」という人にとっては 
毎回 初期値であるRepeatからダイヤルを回してShuffleを選ぶ必要があります。
また、ダイヤルはボリュームも兼ねているので、ダイヤルでなければ操作できない機能は 
すべて切り替えが必要となります(例:ラジオのプリセット選局)。

「iPodと同じピクセル数のディスプレイで、iPodに近いレイアウトの表示」
結局、X001で開発側が したかった事は、これだけなのではないでしょうか。

従来機に比べ、ディスプレイの縦は大きくなり表示される項目数は増えましたが、
増えたのは使う側にとって「必要な」「実用的な」「嬉しい」情報でしょうか? 
しかも逆に横が狭くなった事で各項目の文字数は減っています。
アルバムジャケット表示も、あのサイズでは 
「視覚的に認識させる事で(文字を読ませるのに比べ)ドライバーの負担を軽減する」 
手助けにはならないでしょう。
iPodの表示は、iPodの形状や使用方法に副っているのであって、
それがそのままカーオーディオに副っているとは思えません。


X07にしても そうで。
例えばL字分割の『マルチインフォメーション』。
「L字表示により、映像ソースやサウンドの操作が、切り替えることなくできる」 
……………。
つ、つまりこれは、DVD再生時やテレビ観てる時に、
画面を1度タッチして操作部を出す手間を省く為だけの機能ですか……。
だって、ナビ全画面表示では本体でオーディオの操作ができず、リモコンからだと曲名が表示されず、
ナビとオーディオをL字分割表示すると、今度はナビ操作がリモコンからも できない訳で、
「ナビとの操作の両立」なんて これっぽっちも考えてないでしょ? 
(「ナビ使用中はHDDオーディオは使用できません」というINA/NVA-HD01に通じるモノがありますナ……) 
そんなの、 住所とか路線名を表示してる部分に曲名を表示して
画面上のタッチスイッチと物理的ボタンのどっちでも構わないから 選曲ボタンだけでも用意 すれば
劇的に改善するのに……。
(それとも「ナビ画面上に曲名を表示するのが他社の特許に抵触する」とか?) 
↑そんなの、マルチインフォでの表示が許されるなら ピーっ ピーっすれば行けるって事じゃん ←おいおい 


「使い易いアルパイン」は どこへ行ってしまったのか。
いや、私が「使い易い」と思ったのは、アルパインではなくアイシンAWだったのか。
……そのアイシンAWの操作性も最近グチャグチャですが。